デベロッパーのInvisible Wallsは10月9日、ご近所対戦アクションゲーム『Neighbors: Suburban Warfare』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。
本作は、1950年代の郊外の小さな住宅地を舞台に、ご近所さんたち同士で戦うオンラインマルチプレイゲームだ。自宅をほかよりも良い家に仕上げて、地元の誰もが憧れる「ジャスト・パーフェクト賞」の獲得を目指す。
『Neighbors: Suburban Warfare』では、ほかのプレイヤーとチームを組んで戦う。対応人数については未定。プレイアブルキャラクターには、元ボクサーのおばあちゃんや、イタズラ好きの8歳の少年、清掃業を営むおじさん、自動車整備士のお姉さんなど、現時点で8体の住民が発表されている。
各キャラクターには固有のロールとスキルがあり、たとえば元ボクサーのおばあちゃんは、ボクシンググローブを装備してのパンチを攻撃手段とするタンクタイプで、強力なラッシュを繰り出すことが可能。自動車整備士のお姉さんはディフェンスを得意とし、投擲武器にもなるレンチでオブジェクトの修理をおこなえるほか、オイルを射出するタレットを配置できるスキルがある。チーム内では、こうした個性からバランスを考慮してキャラクターを選択し、協力し合うことが重要とのこと。
試合が開始すると、各プレイヤーはそれぞれの自宅からスタート。まずは自宅を掃除したり物品を棚に戻したりなど、家のメンテナンスをおこなう。完璧な状態に仕上げるほど多くの収入を得られ、それによってアイテムの購入やアップグレードをおこなえるようだ。なお、本作では対戦相手を倒すことが主目的ではなく、自宅を相手の家よりも良い状態にすることを目指す。すなわち、相手の家に乗り込んで破壊するために、両チームが攻防を繰り広げることになる。
公開されたトレイラーでは、ハシゴを使って隣家の2階に窓を破って侵入し、室内で破壊の限りを尽くしている様子が確認できる。破壊工作に利用できるツールには、カタパルトやポテトガン、シロアリ、ネズミなどさまざまなものが用意され、購入したり製作したりして入手し、アップグレードも可能だ。
一方で住民は、作業台でトラップをクラフトして配置したり、家の周囲や窓にバリケードを築いたり、電話でハイテク安全システムを注文したりして、家の守りを固めることができる。もちろん、プレイヤー同士で直接戦うこともでき、ハチャメチャなご近所バトルが展開される。
本作の開発元Invisible Wallsは、オープンワールド・アドベンチャーゲーム『Aporia: Beyond The Valley』や、人狼要素のあるパーティーゲーム『First Class Trouble』を手がけたことで知られるスタジオだ。作品ごとにまったく異なるゲームスタイルが採用されており、本作『Neighbors: Suburban Warfare』では一風変わったテーマのチーム対戦ゲームとなる。
『Neighbors: Suburban Warfare』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。今後プレイテストが実施されるようで、興味のある方はストアページの「Neighbors: Suburban Warfare – Playtestに参加」からアクセスをリクエストしておこう。